熱中症疑い救急搬送者数 今年度すでに1000人超

　７月に入り危険な暑さが続くなか、２０２４年度の熱中症による千葉県内の救急搬送者数が、２０２３年度の同じ時期と比べ、３００人近く増加し、すでに１０００人を超えていることが分かりました。

　千葉県によりますと２０２４年度に入ってから、県内で熱中症の疑いで救急搬送された人は、７月１０日時点で１０１２人に上り、２０２３年度の同じ時期と比べ、３００人近く増加したということです。

　熱中症の疑いでの搬送者数は７月だけで５９４人に上り、全体の約６割を占めました。

　熊谷知事は１１日の定例会見で、７月４日から１０日まで、７日間連続で熱中症警戒アラートが発令されていたことや、気象庁が７月から９月まで平年以上に気温が高くなる可能性を指摘したことを踏まえ、県民に対し次のように注意を呼びかけました。

千葉県　熊谷俊人 知事
「熱中症は適切な対策取れば予防することが可能なので、こまめに水分補給をすること、また暑さや日差しを避けて適度に休憩することを心がけてほしい。熱中症に気を付けたうえで、千葉の夏を楽しんでほしいと思う」