船橋市長「大変重く受け止めている」 ０歳児暴行死受け 第三者委設置へ

　千葉県船橋市で２０２３年７月、生後１１か月の男の子が、母親に暴行を受け亡くなった事件を受け、船橋市の松戸徹市長は７月１２日、「大変重く受け止めている」と述べ、市の対応を検証する第三者委員会を立ち上げる考えを示しました。

船橋市　松戸徹 市長
「市独自の児童相談所の建設を進めているが、悲しい事件が生じたのは大変重く受け止めている。県と千葉市が検証委員会で検証を行うと聞いているが、市としても第三者を入れた検証を行って、悲しい事案が二度と起きないように取り組んでいきたい」

　船橋市の松戸徹市長は７月１２日の会見で、保健師による家庭訪問など、家庭をサポートする市としての役割は「基本的には果たせていた」と説明し、現時点で市の対応に不備はないとの認識を示しました。

　ただ、幼い命が失われた事件の再発を防ぐため、改善すべき点がないか市の対応を検証する第三者委員会を立ち上げる考えで、県や千葉市のやり方も確認したうえで速やかに設置するとしています。

　事件を受け、県や、かつて母親と男の子が住んでいた千葉市が、外部の有識者らでつくる組織で検証する方針を示しています。