駅で人命救助 特別支援学校の生徒に感謝状

　駅のホームから転落した女性を救助した特別支援学校の生徒４人に７月１６日、消防から感謝状が贈られました。

　感謝状が贈られたのは、千葉県市川市の県立特別支援学校市川大野高等学園に通う宮田琉生さん、鈴木琉太さん、宍倉龍一さん、山田凌生さんの４人です。

　宮田さんらは５月８日の下校中、ＪＲ市川大野駅で体調不良でふらついた５０代の女性が線路へ転落したのを目撃すると、速やかに非常停止ボタンを押して周囲の人たちと協力して女性をホームに引き上げました。

　そして、持っていた救急セットで応急手当するなど、連携して救助活動を行いました。

　女性はその後、近くの病院に搬送され、大事に至らなかったということです。

　市川北消防署の波多野雅士副署長は、「勇気のある行動で尊い命が救われた」と４人の行動を称え、感謝を述べました。

感謝状を贈られた　宮田琉生 さん
「女性を見たときに血だらけだったので、すぐに助けなきゃという思いで助けに行った。またこのようなことが起きたら、安全を確保して救護していきたい」