燃油不足問題受け 成田空港が輸入ジェット燃料を全国で初めて受け入れ

　航空機の燃料不足により全国の空港で航空会社が相次いで就航を断念している問題で、成田空港会社は７月１９日、全国の空港ではじめて輸入したジェット燃料を受け入れたことを明かしました。

　この問題を巡っては、１週間に６社約６０便が成田空港への就航を見合わせているため、熊谷知事は７月２日、必要な措置を講じるよう国に要望書を提出していました。

　そして国は１９日、燃料の直接輸入の実施などを盛り込んだ行動計画を示しました。

　これにあわせ成田空港会社は１９日、全国で初めて海外から直接燃料を受け入れたことを明らかにしました。

　空港会社によりますと輸入燃料はアジア便の約３００便分に相当する５０００キロリットルほどで、商社を介し韓国の製油所から取り寄せたということです。

　空港会社は今後も行動計画の指針に基づいて燃料の受け入れ態勢を整え、燃料の確保に万全を期していきたいとしています。