千葉科学大スリム化が公立化の条件

　銚子市にある千葉科学大学の公立大学法人化の可否を巡る銚子市の検討委員会が２８日、開かれ、答申の素案を固めました。

　会議では、まず、市の担当者から大学が２０２６年度に公立化した場合の学部・学科別の財務について、看護学部や危機管理学部の一部の学科を除き、赤字が見込まれるとのシミュレーション結果が示されました。

　これを踏まえ、各委員は、地域活性化の観点から銚子市にとって大学の存続が望ましいとの意見で一致した上で、公立化をする場合は学部・学科の再編や大学の規模縮小といったスリム化が求められると指摘しました。

このうち、学部・学科の再編については、社会的なニーズが高い看護学部や、危機管理学部の中でも経営系の学科を残すべきではないかなどの声が上がりました。

　なお、委員会は２８日の会議内容を素案としてまとめ、次回の会議で市に答申する予定です。