成田空港の機能強化見据え 知事と首長らがまちづくりなどの意見交換

　千葉県の熊谷知事は７月２９日、成田市や酒々井町など、印旛地域の市長や町長と面会し、成田空港の機能強化を見据えたまちづくりなどについて、意見を交わしました。

　知事と市町村長の意見交換会は新型コロナの影響で一時休止していて、昨年度から再開されました。

　２９日は、成田市、八街市、富里市、酒々井町、栄町の５つの市と町の首長と面会しました。

　冒頭以外非公開となった会議では、成田空港を生かした地域の活性化に向けて、土地の柔軟な開発ができるよう、県に積極的な対応を求める声や、空港の機能強化を見据えた交通ネットワークの整備などについて要望があったということです。

　会議後に取材に応じた熊谷知事は、次のように述べました。

　熊谷俊人知事
「我々も道路整備計画をこれから近いうちに定めていくことになるので、しっかりそうした地域の希望に応えられるような道路ネットワーク整備をしていきたいと思う」「成田空港の周辺の産業拠点形成は、まさに県がいま一丁目一番地として取り組んでいる政策なので、これもできる限り広範囲に恩恵が広がるような取り組みをしっかりしていきたい」