収賄容疑で市川市職員逮捕 入札情報を業者に漏らしたか

収賄容疑で市川市職員 逮捕

　千葉県市川市の下水道工事の入札情報を業者に漏らした見返りに、食事などの接待を受けたとして、市川市職員の男が７月３０日、収賄などの疑いで逮捕されました。

　収賄などの疑いで逮捕されたのは、市川市下水道部の次長 八田一生容疑者（５９）です。

　県警によりますと、八田容疑者は市発注の汚水管工事など３件の入札で、予定価格や最低制限価格の入札情報を、建設会社の社長に漏らした疑いが持たれています。

　また、便宜を図った見返りに２０２２年から２０２４年４月にかけて３６回にわたり、食事など合わせて約２５万円相当の接待を受けたとみられています。

　調べに対し八田容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているということです。

　県警は贈賄などの疑いで市川市にある建設会社「武内建設」の社長、武内剛容疑者（５９）も逮捕しました。

　市職員の逮捕を受けて、市川市の田中甲市長は「納税者である市民の皆様に心よりお詫びを申しあげます。事実関係が明らかになった際には第三者機関を設置して厳正に対処してまいります」とコメントしました。