１億円超電話ｄｅ詐欺被害 船橋市の高齢女性

　千葉県船橋市の高齢女性が、警察など公的機関の職員を名乗る男らによる電話ｄｅ詐欺の被害に遭い、現金約１億６０００万円を騙し取られたことがわかりました。

　警察によりますと、船橋市の７６歳の女性に２０２４年２月、総務省の職員を名乗る男から「あなたの名義で携帯電話を購入した人がいる。今から２時間以内に都内の警察署に来てください」などとうその電話がありました。

　その後も警察官や検察官を名乗る男らが立て続けに電話を代わり、「あなたのお金を全て調べなければならない」などと女性の不安をあおりました。

　話を信じた女性は、２０２４年５月までの間に、年金や定期預金を解約するなどした上で、１０数回にわたり現金合わせて約１億６０００万円を、犯人が指定する住所に宅配便で送ったということです。

　警察は、電話ｄｅ詐欺事件として捜査するとともに、電話で金の話が出たら詐欺を疑い、警察の代表電話に連絡するなどして相談してほしいと呼びかけています。