電話de詐欺被害総額 上半期で約15億円 オレオレ詐欺の手口が増加 千葉県

　千葉県内で２０２４年１月から６月末までの上半期に確認された電話ｄｅ詐欺の被害総額は、１５億円近くにのぼり、県警は注意を呼びかけています。

　県警によりますと、２０２４年１月から６月までの県内の電話ｄｅ詐欺の認知件数は４１７件、被害額は約１４億８４００万円でした。

　件数、被害額ともに２０２３年の同じ時期より減っていますが、息子や親族などを装うオレオレ詐欺の手口では、被害総額が約９億５０００万円と２０２３年より２億４０００万円ほど増加しています。

　また、１件あたりの被害額も増えていて、船橋市に住む７６歳の女性が、警察など公的機関の職員を名乗る男らに、現金約１億６０００万円をだまし取られる事件もありました。

　県警では、「知らない番号からの電話でお金の話が出たら、それは詐欺。留守番電話に設定するなどの対策をしてほしい」と呼びかけています。