SNS悪用の投資・ロマンス詐欺急増 県内被害額11億円超 千葉県

　千葉県内では２０２４年上半期に、著名人をかたる投資詐欺や恋愛感情を抱かせてだます「ロマンス詐欺」などで、あわせて１１億円以上の被害が確認されました。

　県警によりますと、２０２４年１月から６月までの上半期にＳＮＳを悪用した投資詐欺の件数は２８件で、被害額は約６億８２００万円に上り、２０２３年から急増しました。

　著名人をかたった手口が多く、被害者の約９割が５０代から７０代でした。

　一方で、ＳＮＳで連絡を取りあい恋愛感情を抱かせたうえで投資話を持ちかけるいわゆる「ロマンス詐欺」は２４件発生し、被害額は約４億３８００万円に上りました。

　被害者の８割ほどが４０代から６０代で、被害額の最高は約１億円でした。

　県警はこうした犯罪について反社会的勢力などがかかわっているとみて捜査を進め、「安易な投資話は信用しないように」と呼びかけています。