暑さしのぐ“クーリングシェルター” 1か月半で倍増 指定進む 千葉県

　熱中症特別警戒アラートが連日のように発表されるなか、県内では、アラート発表時に、暑さをしのぐために解放される、「クーリングシェルター」の指定が進んでいます。

　クーリングシェルターは、熱中症特別警戒アラートが発表されているときに、暑さをしのぐ避難施設として一般に開放されるもので、公共施設だけでなく、ドラッグストアなどの民間施設の指定も進んでいます。

　県によりますと、７月２３日時点のクーリングシェルターの指定は、４０市町村で６０６の施設に上りました。

　これは６月１日時点と比べ、ほぼ倍増しています。

　一方、アラートの発表に関わらず、暑さをしのぐ場所として利用できる、「涼み処」は４１市町村で合わせて５５１施設設置されていて、これも６月時点と比べ、２００施設余り増えました。

　県の担当者は「市町村が高い意識で熱中症予防に取り組んでいる結果」と評価したうえで、「熱中症は適切な対策を取れば予防できる。

　こまめな水分補給などに加え、こうした施設も活用してほしい」と呼びかけています。