「県内就職考えて」 千葉市で外国人留学生向け企業説明会開催

　外国人留学生の県内での就職を支援しようと、千葉市で８月６日留学生向けの合同企業説明会が開かれました。

　企業説明会は、コロナ禍が明け深刻化した人材不足を打開しようと、県が２０２４年に初めて企画したもので、会場となった千葉市の幕張メッセには、県内の製造業やサービス業などの中小企業あわせて１０社が出展しました。

　県によりますと、６日は４年制大学などに通う中国籍やベトナム国籍などの留学生あわせて４０人ほどが訪れ、留学生たちは各企業のブースを回って担当者の説明に真剣に耳を傾けていました。

　県によりますと、２０２３年県内の学校を卒業した外国人留学生が国内で就職した割合は、４５パーセントほどに上っていますが、そのうち県内の企業に就職した人は３割程度に留まっています。

　県は人材が都内などに流れている傾向があるとみて、今後も留学生の就職支援に力を入れていきたいとしています。

　参加した留学生は―
　「日本で就職したい」

　「留学生に対するサポートが非常に良くて興味深かった」

　「就職はとても難しい問題。このような企業説明会にもっと参加したい」