高級車中心に自動車盗難相次ぐ 複数の盗難対策の徹底を呼び掛け 千葉県警

　千葉県では２０２３年１年間、自動車の盗難が７４６件発生し、全国ワースト１位でした。
　２０２４年も自動車の盗難は相次いでいて、県警は複数の盗難対策を徹底するよう呼びかけています。

　県警によりますと、２０２４年１月から７月末までの自動車盗難の認知件数は４５３件で、前の年の同じ時期に比べて４０件増加しているということです。

　月ぎめや自宅の駐車場での盗難が半数以上を占めていて、盗まれた車の約６割が盗難防止装置を付けていませんでした。

　盗まれた車を車種別に見ますと、ＳＵＶ＝多目的スポーツ車の「ランドクルーザー」が最も多く、次いでミニバンの「アルファード」となっていて、盗まれた車は解体され、海外に輸出されるケースもあるということです。

　県警はこのほど、千葉市出身の漫画家、本宮ひろ志さんの人気作品「サラリーマン金太郎」とコラボした啓発ポスターを制作して、警報装置やハンドルロックを使用するなどの複数の盗難防止対策を併用するよう呼びかけています。