南海トラフ地震防災対策推進地域に指定の千葉県旭市 震災の教訓いかして対応

旭市　東日本大震災の教訓いかして対応

　南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されている千葉県旭市では、市の職員が災害対応のマニュアルを再度確認するなどして対応に当たっています。

旭市役所　地域安全班　松村伸一郎 副主幹
「全職員が基本的に災害対応マニュアルを持っているので、再度もう一度見直して市民の役に立てるように、もう一度周知し直したところ」

　旭市では、市民や海水浴客への呼びかけなどの対応を強化しているということです。

旭市役所　地域安全班　松村伸一郎 副主幹
「市民のほうからいろいろ報道を受けて電話がかかってきている。津波が来たらどうすればいいのですかとか、災害への備えを考えていただけるようなメッセージを防災無線にのせていく。（海水浴客には）ライフセーバーにチラシを配布してもらっている」

　一方で、旭市では２０１１年の東日本大震災で、７．６メートルの津波が押し寄せ１４人が死亡、２人がいまも行方不明となっています。

　市は当時の教訓を生かして、対応していきたいとしています。

旭市役所　地域安全班　松村伸一郎 副主幹
「３・１１を教訓にしているところではあるが、小さい子どもたちというのは災害の状況というのを見ていないので、震災を知らない世代にも大変な災害があったことを伝えて災害の意識を高めていければ」