巨大地震注意呼びかけ終了 松村防災担当相「日頃からの備え引き続き実施を」

　政府は８月１５日、南海トラフ地震臨時情報の巨大地震注意の呼びかけについて、異常な現象が観測されなかったとして、１５日午後５時に終了したと発表しました。

松村祥史防災担当相
「地震活動や地殻変動に特段の変化が観測されなかったことから、特別な注意の呼びかけについては１７時（午後５時）をもって終了した」

　松村祥史防災担当大臣は１５日午後５時過ぎに記者会見し、南海トラフ地震臨時情報、巨大地震注意に伴う防災上の呼びかけを１５日午後５時で終了したと発表しました。

　ただ、巨大地震の恐れがなくなったわけではないとして、松村大臣は「日頃からの備えを引き続き実施してほしい」と述べ、避難経路の確認や食料の備蓄などを続けるよう呼びかけました。

　また、気象庁と内閣府は１５日午後６時過ぎに合同で記者会見を開き、南海トラフ地震の想定震源域で「特段の変化は観測されなかった」と明らかにしました。

　その上で、家具の固定など、日ごろからの備えを引き続き実施するよう求めています。

　南海トラフ地震臨時情報は、８月８日に宮崎県で震度６弱を観測した地震を受けて発表されていました。