避難所での適切な配慮へ 船橋市でセミナー

　災害時に設置される避難所で、様々な立場から配慮を行う重要性について理解を深めてもらおうというセミナーが８月２２日、千葉県船橋市で開かれました。

　セミナーは、船橋市と防災啓発活動などを行う団体「船橋ＳⅬネットワーク」が共同で開催しました。

　はじめに、東日本大震災後の避難所を例に、授乳が困難な環境や女性用品の不足など、避難所運営において女性の声が届きにくい現状を説明しました。

　続いて、実際の避難生活を想定したロールプレイングが行われ、参加者たちは避難所の運営者になりきり、性別や年齢に関係なく快適に過ごせる避難所運営について議論を交わしました。

　非常時は誰もが避難所を運営する立場になりうるということで、市の担当者は、「避難所における男女共同参画の大切さを考えるきっかけにしてほしい」としています。