漏水事故受け 千葉市・松戸市が県に要望

　７月、老朽化した水道管が破損し、道路に水があふれる漏水事故が起きたことを受け、千葉市と松戸市は８月２３日、県企業局に対し、水道管の更新を優先的に実施することなどを求める要望書を提出しました。

　漏水事故は７月、千葉市と松戸市でそれぞれ発生し、両市では、道路に水があふれ出た影響で、断水や通行制限などの影響が出ました。

　この事故について県企業局は、１９６０年に敷設された水道管の経年劣化が原因だと公表しています。

　これに対し、千葉市と松戸市が連名で提出した要望書では、県内には「ほかにも老朽化による漏水の可能性のある水道管が存在すると推測される」と指摘しています。

　そのうえで、老朽化した水道管の更新を計画的かつ優先的に実施することや、漏水事故が起きた場合、市民への情報提供や応急給水を速やかに実施することを求めています。

　要望書を受けて県企業局の担当者は、「老朽化した水道管の更新を早められるか、検討していきたい」と話しています。