“エアポートシティ”実現に向け 千葉県などが推進主体の設置を検討へ

　空港を中心とする住みやすいまちづくりや産業拠点の形成をめざす、「エアポートシティ」の実現に向けて、主体となって動く組織体制を県と成田空港会社が検討していくことがわかりました。

　これは、９月２日、オンラインで開催された、千葉県と成田空港会社、それに周辺市町と国で構成する、四者協議会で決まったものです。

　会議は冒頭以外、非公開でしたが、空港や周辺地域が一体的に発展していく、エアポートシティの実現に向けて、エリア全体で強力に施策を進める組織など、推進主体について協議されました。

　そして、この推進主体の設立を目指すため、県と空港会社を中心とする、準備会議を立ち上げることが決まったということです。

　準備会議は９月４日に初回の会合を開催し、今後、有識者の意見も聞きながら、２０２４年度中に一定の方向性を示す方針です。

　会議後に熊谷知事は取材に対し、次のように述べました。

千葉県　熊谷俊人 知事
「成田空港周辺は非常に日本にとっても極めて重要な場所、国家的にも少なくとも県レベルでも企業誘致などビジョンを作っていかなければいけないものもある。こうした組織が周辺市町など、地域にとっても、それから日本にとっても意義があるような、そうした取り組みになるようにしっかり研究して臨んでいきたいと思う」