訪日外国人増加の成田空港で防災訓練 ピクトグラムなど活用

　訪日外国人が増加している成田空港で９月４日、ピクトグラムや多言語ロボットを活用した防災訓練が行われました。

　訓練は、成田空港で震度６強の地震が発生し、けが人が複数出たことを想定して行われ、成田空港会社職員のほか、空港で働くグランドハンドリングスタッフなど、あわせて５８０人が参加しました。

　参加者は、けが人役を発見すると傘や、本など日用品を使って応急処置に当たったほか、けがをした外国人役に対しては通訳スタッフを呼び、救命救急士の資格を持った警備員と連携して対応に当たりました。

　また、避難誘導では、多言語で音声が再生される拡声器やロボットが使われたほか、職員らがピクトグラムの描かれたカードを掲げ、大きな声で案内に当たっていました。

成田空港会社保安警備部　八重樫彰 マネージャー
「（空港は）コロナ禍前の賑わいを取り戻しているので、お客様に安全に安心して利用いただけるように、しっかり訓練を重ねて備えていきたい」