成田空港と地域の一体的な発展に向けた“エアポートシティ” 対象は周辺9市町

“エアポートシティ”推進　対象は周辺9市町

　成田空港と地域の一体的な発展に向け、取り組みの推進主体などを検討するための会議が９月４日、千葉県成田市で開かれ、発展を目指す地域の対象を空港周辺の９市町とする方針を確認しました。

　「エアポートシティ」推進体制準備会議は、千葉県と成田空港会社が立ち上げ、４日の会議には、県の総合企画部長や空港会社の執行役員らが出席しました。

　会議は冒頭以外非公開で、「エアポートシティ」を空港の機能強化と国際的な産業拠点の形成を図りつつ、必要なインフラ整備や、地域公共交通のネットワークの充実などを図るエリアと定義づけたということです。

　また、対象の地域は、成田市や富里市、芝山町など、空港周辺９市町とし、空港機能と密接に関連するエリアでは、より重点的に取組みを進める方針を確認しました。

　今後、取り組みの推進主体の実施業務や運営方法、予算などを検討していき、年度内に方向性を取りまとめるということです。

千葉県　冨沢昇 総合企画部長
「役割の異なる県と空港会社が１つの組織を作ろうとすること自体が大きなチャレンジ」

成田空港会社　片山敏宏 執行役員
「県のノウハウなど、県と連動するのは非常に大切、効果を出せるように頑張っていきたい」