診療所敷地内に遺体遺棄か ２０歳の男逮捕

　千葉県船橋市にある医療機関の敷地内に２０代男性の遺体を遺棄したとして、２０歳の男が逮捕されました。

　死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、住居・職業いずれも不詳の阿久津海祐容疑者’（２０）です。

　千葉県警によりますと、阿久津容疑者は８月２７日の未明、船橋市北本町にある「船橋市夜間休日急病診療所」の敷地内に、千葉市若葉区に住む三浦未来さん（２１）の遺体を遺棄した疑いが持たれています。

　阿久津容疑者は自ら運転する車で遺体を運び込み、診療所の職員がその場を離れた隙に、遺体を地面に放置して立ち去ったとみられています。

　９月３日、都内で警察官から職務質問を受けて、４日に逮捕されました。

　三浦さんの遺体には全身に複数のあざがあり、死因は司法解剖の結果、左硬膜下出血の可能性が高いということです。

　県警は、捜査に支障があるとして、阿久津容疑者の認否を明らかにしていません。

　遺体の状態などから、殺人事件の可能性も視野に入れるとともに、共犯者が複数人いるとみて調べを進めています。