房総半島台風まもなく5年 千葉県知事「対策に完璧ない」

　千葉県内に甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風からまもなく５年。
　熊谷知事は９月５日、「災害対策に完璧はない」とし、引き続き対策の強化に努める考えを示しました。

千葉県　熊谷俊人 知事
「災害対策に完璧や100％終わりはないので、我々自身の災害の教訓に加えて、他県などで発生した災害の教訓などもしっかり受け止めながら、日々、災害対策の強化を続けて防災県千葉を確立していきたいと思う」

　熊谷知事は５日の定例会見で、災害対策本部を早期に立ち上げる体制や市町村へのリエゾン派遣など、現在の県の防災対策を挙げたうえで、「令和元年房総半島台風での反省や教訓を生かし、万全の体制で臨めている」と述べました。

　また、今後に向けては、「必要なものは着手しているが、完成度を上げることは不断に行っていかなければならない」と述べ、能登半島地震を踏まえた孤立集落対策などを、引き続き強化していく考えを示しました。