パリ五輪 体操団体金・橋本選手 地元・成田市に凱旋 「市長特別賞」授与

パリ五輪　体操団体金・橋本選手　地元・成田市に凱旋

　パリ・オリンピックで金メダル獲得の活躍をみせた体操の橋本大輝選手が９月１２日、地元・千葉県成田市に凱旋しました。

　パリ・オリンピック、体操の男子団体で悲願の金メダルを獲得した橋本大輝選手。

　地元の成田市役所に凱旋すると、多くの職員らに拍手で出迎えられ、小泉一成市長からは花束が贈られました。

　その後の報告会で、小泉市長は「日本のエースとして期待を背負い、大変なプレッシャーがある中、多くの市民に感動と勇気を与えてくれた」とその活躍を称え、「市長特別賞」を授与しました。

　これに対し、橋本選手は「全員の力で獲れた金メダルは、個人総合とは違った重みがあり、とても良いものに感じた」と大会を振り返ったほか、地元の盛り上がりについては次のように述べました。

橋本 大輝 選手
「こんな盛大に出迎えていただいてびっくりしますし、少し恥ずかしいなとも思う。多くの人に応援してもらえたんだなと実感できたし、応援があって僕たちも戦えたと思う」

　橋本選手はその後、出身校が統合されてできた市立下総みどり学園を訪れ、約４００人の後輩たちと交流しました。

　質問コーナーで児童から「逆上がり」のコツを聞かれると…

橋本 大輝 選手
「鉄棒を持ったときにできる限り肘に力を入れて、鉄棒と顔を近づけて思いっきりキックするくらい振り上げたら、逆上がりができるようになっているかもしれない」

　“偉大な先輩”を前に、子どもたちは目を輝かせていました。

児童は―
「金メダルを間近で見られて本当にうれしかった」

生徒は―
「（橋本選手の存在は）すごく誇らしく思う。“緊張したときの和らげ方”や、“最後の気持ちの持ち方”が、私もバスケットボールをやっていたのですごく響いた」