物価高の影響か 寄付食品が減少傾向で支援活動にも影響
チバテレ+プラス / 2024年9月19日 17時39分
長引く物価高による節約志向は、困窮家庭への支援活動にも影響しています。
フードバンクふなばし 理事長 笹田明子さん
「仕事をしている家庭ではお母さんが2つの仕事をかけもちしていたり、仕事で帰りが夜遅いこともあるので、すぐに食べられるもの。こうしたレトルトのカレーとか子どもたちが好きなパスタ、パスタを(箱に)入れるときにレトルトのバスタソースも入れようとか。そのあたりをイメージしながら工夫して食品を選んで箱詰めしている」
千葉県船橋市のNPO法人「フードバンクふなばし」は、困窮家庭に食品を提供する活動に取り組んでいて、この日も市民や企業から寄せられた食品を箱詰めする作業が行われていました。
2023年度は、延べ約1600世帯を支援し、その数はコロナ禍以降、増加しているということです。
一方で、市民や企業から寄付される食品は減少傾向にあり、2022年度は約39トンだったのに対し、2023年度は34トン余りに減りました。
とくに、ご飯のおかずになり、すぐに食べられることからニーズが高いレトルト食品は不足気味に…。
フードバンクふなばし 理事長 笹田明子さん
「実はとても厳しい状況にあって、ニーズは高いけどあまり入ってこない。レトルト食品を入れている箱はほぼ空の状態。昨今、食品が値上がりしているのでレトルト食品も安くないと思う」
昨今の物価高で、各家庭がレトルト食品などを余らせないように買い物する節約志向が強まったことが背景にあるとみられています。
フードバンクふなばし 理事長 笹田明子さん
「“お互い様の気落ち”“おすそ分けの気持ち”で食品を寄付していただければ、それを必要な人たちに届けることができる。皆さん大変な中だと思うが、少しでも温かい気持ちで食品を私たちに譲っていただければ、それを活用できると思う」
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