ハトの餌やり規制へ条例目指す 違反者には過料も 千葉県習志野市

ハトの餌やりを規制へ 市民からの苦情受け習志野市が条例目指す　千葉県

　違反者には２０００円の過料も…。

　千葉県習志野市は、生活環境に悪影響を及ぼすようなハトの餌やりを規制する条例の制定を目指しています。

　習志野市によりますと、ＪＲ津田沼駅周辺では毎日のように大量の餌をまく人がいて、集まったハトのフンや羽根が放置されるなど市民から多くの苦情が寄せられています。

　このため、市はこうした生活環境が損なわれるような餌やりについて、タバコの吸い殻のポイ捨てなどとともに規制する条例を制定するため、９月３０日までパブリックコメントを実施しています。

　条例案ではＪＲ津田沼駅など市内７つの駅の周辺３００メートルを重点区域とし、指導に従わなかった場合には「過料」を科すとしています。

　過料は市の受動喫煙防止条例と同じ２０００円を想定しています。

　エサやりを規制し過料を科す条例は県内で初めてということです。

　市は条例案を１２月に行われる市議会に提出し、２０２５年４月の施行を目指しています。

　市の担当課長は「多くの市民から苦情があり、条例により状況が改善されることを期待している」と話しています。