電車にひとり乗車の６歳児を発見 一緒に下車し通報の大学生らに感謝状

迷子の児童などを保護した2人に感謝状

　迷子になっていた児童や高齢者を保護した親切な県民２人に９月３０日、千葉県警から感謝状が贈られました。

　感謝状が贈られたのは、横芝光町の大学３年生大木琴音さんと、山武市の自営業大藤裕さんです。

　大木さんは８月２６日、介護実習から帰宅中の電車内で、家族とはぐれ１人で乗っていた６歳の男の子に気づき、声をかけたうえ一緒に電車を降りて駅員に通報しました。

　一方、大藤さんは９月１１日の夜、自宅近くの農道で倒れていた８６歳の男性を見つけるとスポーツドリンクを飲ませるなどして保護し、警察に通報しました。

　保護された２人は、無事に家族のもとへ帰ることができたということです。

　山武警察署の丸山篤署長は、「勇気ある行動で市民の安全が確保された」と２人の行動を称えました。

　感謝状が贈られた 大木琴音さん
　「（男の子に）話しかけるときには緊張していたが、自分のことについて受け答えしてくれたので良かった」「これからもいろいろな人を助けていきたい」

　感謝状が贈られた 大藤裕さん
　「ご家族の方も心配していたと思うので無事に保護できて本当に良かった。（これからも）困った人がいたら声をかけようと思う」