成田空港で「白タク」防止呼びかけ チラシ配り「白タク行為は違反です」

成田空港で「白タク」防止呼びかけ

　外国人旅行客を自家用車に乗せて有料で目的地に運ぶ違法行為、いわゆる「白タク」を未然に防ごうと、成田空港で１０月２日、啓発活動が行われました。

　成田空港では、インバウンド需要の高まりに伴い、個人で日本を訪れる外国人旅行客が増えていて、アプリを通じて金銭をやり取りする「白タク」行為がたびたび確認されています。

　こうした中、中国の大型連休「国慶節」が始まり、訪日客がさらに増えると見込まれることから、２日に白タク行為を防ぐ啓発活動が実施されました。

　活動では、千葉運輸支局の職員や成田空港署の警察官らが、自家用の「白ナンバー」の車の運転手らに声をかけ、英語や中国語など４か国語で書かれたチラシを配りながら「白タク行為は違反です」などと呼びかけました。

　成田空港署によりますと、成田空港から客を乗せて目的に向かう「白タク」行為で、２０２４年に入ってからすでに４人が逮捕されているということです。

千葉運輸支局　菊池雅彦 支局長
「白タク行為をしていると思しき車両が多く見受けられるように感じられた。しっかりとした許可を取ったタクシーやハイヤーなど、公共交通機関を利用してもらえれば」