千葉県職員の給与 民間との格差解消で１万２０００円引き上げ勧告

千葉県職員の給与 民間との較差解消で1万2000円引き上げ勧告

　県人事委員会は８日、民間との格差を解消するため、県職員の月給を平均１万２０１４円引き上げるよう求める勧告を行いました。

　県人事委員会の高梨国雄委員長らは８日午前、県庁を訪れ、熊谷知事に勧告書を手渡しました。

　県人事委員会によりますと、今回は県職員の月給を平均で１万２０１４円引き上げることを求めていて、改定額は１９９１年以来３３年ぶりの高い水準です。

　また民間のボーナスに当たる期末・勤勉手当は０．１か月分引き上げ４．６か月とするよう求めています。

　勧告通りに引き上げが実施されると、行政職の平均年収は２４万円余り増え６２０万４０３７円となります。

　委員会が実施した実態調査では県職員の給与は民間を３．３％下回っていて、ボーナスについても民間の年間支給月数の４．６１か月を下回る４．５か月だったということです。

　熊谷知事は「勧告の内容をしっかりと検討し、適切に対処していきたい」とコメントしています。