食品企業とバイヤーのマッチングを支援 千葉市で「食の商談会」

　千葉県の名産品を広く売り込みたい中小企業と、新たな製品を求めるバイヤーのマッチングを支援するイベントが８日、千葉市で開かれました。

　１０月８日幕張メッセで行われた「しんきん食の商談会」は、県内の食材の販路を拡大し、地域経済を活性化させようと県内５つの信用金庫が共同開催したものです。

　食品を扱う県内の中小企業９０社が出展し、会場には房総近海で獲れた魚の加工食品や、梨を使ったドレッシングなど自慢の逸品が並びました。

　商談が始まると出展者たちは自社製品の魅力をバイヤー企業へ熱心にアピール。一方、バイヤー側は新たに扱う名産品を発掘しようと、製品を手に取ったり味見したりしながら、出展者の説明に耳を傾けていました。

　この商談会は今回で１１回目の開催となり、２０２３年のイベントでは、その後の取引に発展した商談が２５０件以上あったということです。

　千葉信用金庫 企業サポート部　増井重夫 部長
　「（イベントの）手応えは１２０パーセント。サプライヤーもバイヤーもかなり熱を帯びた商談ができているのではないか。地域の活性化につながって千葉がより良く発展することが信用金庫として一番の目的になっている」