肥満・肥満症対策 千葉市や千葉大など産学官で連携協定締結

肥満・肥満症対策　産学官で連携協定締結

　健康な社会を実現するモデル都市を目指そうと、千葉市は、千葉大学、それに、世界的なヘルスケア企業の日本法人と、肥満・肥満症対策に向けた産学官の連携協定を結びました。

　協定の締結式が１０月９日、千葉市役所で行われ、千葉市の神谷俊一市長と千葉大の横手幸太郎学長、それにノボ・ノルディスク・ファーマのキャスパー・ブッカマイルヴァン社長がそれぞれ協定書に署名しました。

　肥満症への高い専門性を持つ千葉大と、糖尿病などの慢性疾患の克服を目指すノボ・ノルディスク・ファーマと連携して、市民に行動変容を促し、健康維持につなげたいとしています。

　具体的には、生活習慣病の原因となる肥満や肥満症の実態を把握するため、三者で市のデータベースを使って共同研究に取り組む他、児童を対象に、食事と運動の両面から生活習慣の向上に取り組むことなどを挙げています。

　肥満や肥満症対策で自治体が連携協定を締結するのは、県内では千葉市が初めてだということで、千葉市の神谷市長は「健康づくりのモデル都市を目指し取り組みを進めて、国内外に発信していきたい」と期待を寄せました。