有機フッ素化合物PFAS問題で鎌ケ谷市 指針値の840倍検出

PFAS問題で鎌ケ谷市 指針値の840倍検出

　人工河川「金山落」の周辺で、有機フッ素化合物「ＰＦＯＳ」と「ＰＦＯＡ」が暫定指針値を超えて検出されている問題で、流域の千葉県鎌ヶ谷市は１０月９日、指針値の８４０倍にのぼる数値が検出されたと発表しました。

　鎌ヶ谷市によりますと、２０２４年８月、軽井沢地区にある住宅や事業所など４０か所の井戸で３回目の水質調査を行った結果、１５か所で有害性が指摘される有機フッ素化合物「ＰＦＯＳ」と「ＰＦＯＡ」の数値が暫定指針値を超えました。

　最も高いところで指針値の８４０倍となる、１リットルあたり４万２０００ナノグラムに上り、これまでで最も高い値になったということです。

　市は、基準を超えた井戸の所有者に対し、飲用水としての使用を控えるよう呼びかけ、公共施設で飲料水を供給しているほか、ウォーターサーバーや浄水器を設置する際の助成などを行っています。