脱線事故のいすみ鉄道 再開見通し立たず 修理必要な場所が想定より多く

　１０月４日の脱線事故の影響で、全線で運転を見合わせているいすみ鉄道は、１０月末としていた運転再開の見込みが立っていません。

　これは、いすみ鉄道が１０月２８日に明らかにしました。

　いすみ鉄道では、１０月４日に起きた脱線事故の影響で全線で運転を見合わせ、事故原因を調べるとともに施設の点検や修理を続けています。

　当初、１０月末の運転再開を目指していましたが、枕木の劣化など修理が必要な場所が想定よりも多く見つかり、運転再開の見通しが立っていないということです。

　いすみ鉄道は、運転再開の見通しが確定次第、ホームページなどで知らせるとしていて、まずは高校生など利用者が多い「大原―大多喜」間の再開を目指す方針です。

　いすみ鉄道は「利用者や関係者に心配や不便をかけていることをお詫び申し上げます」とコメントしています。