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「緊張感を持って日々備える」新型感染症を想定し訓練 成田空港 

チバテレ+プラス / 2024年11月27日 17時5分

「緊張感を持って日々備える」新型感染症を想定し訓練 成田空港 

 飛行機の中で乗客に新型感染症の疑いが発生した場合に備えようと、全国の検疫所などを集めた模擬訓練が11月27日、千葉県の成田空港会社で行われました。

 訓練には、成田や羽田、関西をはじめ、全国の主要空港の検疫所のほか、成田市内の警察署や病院などあわせて41機関の担当者が出席しました。

 訓練は、海外から帰国途中の日本人男性が飛行機内で体調不良になり、新型インフルエンザに感染している疑いがあるという想定で行われました。

 機内をイメージした会場では、防護服を着て搭乗した検疫官に、客室乗務員が飛行中の機内の様子や男性のマスク着用の有無などを報告。

 その後、検疫官がサーモグラフィを使って他に発熱している人がいないか調べ、患者の男性を感染対策の施された専用の車いすに乗せて飛行機から運び出すまでの流れを確認しました。

 一連の訓練は、空港の関係機関に有事の際の検疫の仕事を知ってもらうことも目的の一つになっていて、主催した成田空港検疫所の鈴木健彦所長は「成田空港は入国者が多いため、緊張感を持って日々備えたい」と話しています。

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