機能強化を見据えた人材確保 成田空港“外国人材受け入れ”対応で連絡会議

　空港の機能強化を見据えた人材の確保に向け、外国人の人材を積極的に受け入れていこうと、成田空港会社では１２月９日、外国人の定住に向けた対応などを話し合う会議が開かれました。

　成田空港では、２０２９年３月までを目途にした機能強化に向けて３万人の人材が必要とされていて、２０２４年１０月には日本で働くことを希望しているミャンマーの学生と成田空港会社などとの意見交換会が開かれていました。

　９日の会議には成田空港会社のほか、航空会社など地上業務の関連会社、それに成田市の職員らが出席し、まず空港周辺地域に住む外国人の比率などが確認されました。

　外国人の人材確保を巡っては、就労環境のほか、生活環境の整備も課題となっていて、航空会社などからは外国人向けに条件の良い物件がなかなか確保できないなどといった課題が挙がっていました。

　これについて、成田市の担当者は「外国人材のコミュニティづくりを踏み込んで考えていきたい」といった意見も出されました。

　空港会社は今後も自治体や航空会社などと連携を強化し、外国人材の受け入れ態勢を整えていきたい考えです。