1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「伝統的酒造り」がユネスコ登録 千葉県の酒蔵 「日本食文化の見直し」を期待

チバテレ+プラス / 2024年12月10日 22時59分

ユネスコ登録で酒蔵 「日本食文化の見直し」期待

 日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受け、千葉県神崎町の酒蔵からは、日本の食文化の価値が見直されることを期待する声が聞かれました。

 12月5日、ユネスコに登録された「伝統的酒造り」。

 神崎町にある創業330年以上のこちらの酒蔵では、成田空港に近い立地を生かし、酒蔵見学を実施するなどして伝統的な酒造りをPRしてきました。

清酒醸造元 鍋店 大塚完 社長
「日本の人口も減っているし酒を飲む人口も減っているから、伸び代はもう輸出しかないと思っているので、そういった意味では(ユネスコ登録は)良いと思う。基本的なつくり方は変わっていない。数百年前のつくり方でつくっている酒もある」

 この酒蔵では、酒造りを全て社員の手で行うことにこだわっていて、精米から酒ができるまで7週間かかるといいます。

 手間暇かけて作られる日本酒の「もろみ」を記者が試飲すると。

記者リポート
「舌にピリッとくるような感覚があるが、しっかり日本酒のおいしさがある」

 この酒蔵では、アメリカや韓国などあわせて13か国に酒を輸出していて、ユネスコの登録で日本酒を含めた日本の食文化の価値が見直されることを期待しています。

清酒醸造元 鍋店 大塚完 社長
「日本酒の消費量は昭和49年がピークで、そこからもう50年以上ずっと下り坂。酒造りを見てもらうこととお祭りをやったりとか、ファンを少しずつでも増やしてきた。業界関係者みんな喜んでいると思うが、これが一般の人にどんな形で浸透するかわからない。日本酒をベースにした麹文化とか日本の食文化が、もっともっと深く見直されることを期待する」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください