大学跡地を航空学園に 鴨川市が無償貸付け議案を市議会に提案

　千葉県鴨川市は、日本航空高校通信制過程の分校設置を条件に、城西国際大学の安房キャンパス跡地を学校法人「日本航空学園」に無償で貸し付ける議案を市議会に提案しました。

　市によりますと、鴨川市太海の城西国際大学安房キャンパスは、観光学部が２０２２年４月から別のキャンパスに移転したため閉鎖され、市は跡地の活用策を大学側と協議してきました。

　市による跡地活用に向けた公募は不調に終わった一方で、大学側は連携協定を結ぶ日本航空学園に安房キャンパスの活用を検討するよう依頼。

　日本航空学園は現地視察などを行った上で、市に対し、２０２４年９月２０日付けで安房キャンパスを使いたいという意向を示してきたということです。

　１２月１９日の市議会で議案が可決されれば、大学跡地は日本航空学園に無償で貸し付けられ、２０２５年度、山梨県にある日本航空高校通信制課程の分校が開校する見通しです。

　初年度は、女子サッカー部と女子野球部への入部を希望する４０人程度を受け入れ、生徒はキャンパス内の寮で生活しながら学習し、部活動に取り組むということです。