多様性の尊重や教員の柔軟な働き方をテーマに熊谷知事と教育委員が意見交換

　教育行政について知事と教育委員が話し合う会議が１２月１８日に千葉県庁で開かれ、学校現場での多様性の尊重や学校と福祉部門の連携などについて、意見が交わされました。

　県総合教育会議は知事部局と教育庁の連携を深めるため毎年開催されています。

　会議では、委員から学校現場における多様性の尊重について、多数派に少数派を混ぜる施策ではなく、多様性を当たり前とした取り組みが必要との意見や、子どもに関わる教員が多様なキャリアパスを歩むことも必要だとして副業など教員の柔軟な働き方を認めてはどうかとの意見が上がりました。

　また、学校と福祉部門の連携については、県庁内で福祉関係の部署と教育庁を物理的に近い場所に配置し、コミュニケーションを取りやすくすることなども提案されました。

　委員からの意見を受けて熊谷知事は、「県として目指すべき将来像を持ったうえで、学校現場や教員についてしっかり考えていきたい」と応えていました。