１０月までに３１億円の被害 「金の話出たら詐欺」 電話ｄｅ詐欺に注意を

　２０２４年１月から１０月までに確認された千葉県内の電話ｄｅ詐欺の被害総額は３１億円余りにのぼりました。
　千葉県警は注意を呼びかけています。

　県警によりますと、２０２４年１月から１０月までの県内の電話ｄｅ詐欺の認知件数は７４９件で、２０２３年の同じ時期と比べ３８０件近く減りました。

　ただ、被害総額は約３１億５０００万円に上り、２０２３年の同じ時期よりも７億７０００万円余り増えています。

　特に、息子や親族などを装うオレオレ詐欺の手口では、被害額が約２０億３０００万円と２０２３年より９億７０００万円近く増加しています。

　２０２４年５月から８月にかけては、松戸市に住む８６歳の女性が警察官を名乗る男らに、現金約１億２０００万円をだまし取られる事件もありました。

　県警は、「知らない番号からの電話でお金の話が出たら、それは詐欺。留守番電話を設定するなどの対策をしてほしい」と呼びかけています。