出欠の記録など調査書の一部項目を削除 再来年の千葉県立高校の入試から

　千葉県教育委員会は、１２月１８日、２０２６年の県立高校の入試から点数化され、合否判定に加えられる調査書の記載項目を見直し、出欠の記録など４項目を削除すると発表しました。

　調査書の項目から削除するのは、出席日数を明記する出欠の記録や受験者の生徒について教諭が記述する総合所見、中学３年時の行動記録、それに、総合的な学習の時間にどのようなことに取り組んだかの記録の４項目です。

　文部科学省から調査書の項目の見直しを求める通知を受けたことや、不登校の生徒らが不安に感じていることを踏まえ、削除することを決めました。

　多くの高校が学力検査と面接、それに調査書を点数化し合否を判定しています。

　ただ、調査書の項目で点数化されるのは、中学１年から３年の成績や部活動などに留まり、削除される項目は、いずれもこれまで点数化されていないということです。