コーチは試合を見守るだけ！？ 千葉県柏市でユニークなバスケ大会

　スポーツに取り組む子どもたちの主体性を伸ばそうと、千葉県柏市で１２月２６日、ユニークなミニバスケットボール大会が開かれました。

　キーワードは“怒らない” “指示しない”です。

　この大会は千葉ジェッツ協力のもとイベント会社が主催したもので、女子部門には県内外から１６チームが参加しました。

　「日本一夢のある小学生バスケ大会」と称したこの大会には、ある独自ルールが。

　試合中にコーチが指示を出す、怒鳴りつけるなど、選手のプレーに干渉する行為が禁止されています。

　そのため会場には選手をほめるポジティブな声だけが響き渡り、選手たちはお互いに指示を出し合い、伸び伸びとプレーをしている様子でした。

　プレーした選手は―
　「コーチがいつもは外から声を出してくれるが、きょうはその分コート内でみんなとたくさん話し合った」

　試合を終えたコーチはー
　「指示出しはいけないということで、普段は見えなかったより良いプレーが見えた試合だった」

　また、前後半で、メンバーを総入れ替えするルールもあり、選手全員が成長の機会を得ることが期待されています。

　カイエント株式会社 足達 伊智郎 代表
　「全員に真剣勝負で成長する機会を与えたいので、この仕組みが全国に広まれば良いと思う。頑張っていきたい」