ビル解体工事現場で天井崩落 作業員２人が死亡 ＪＲ千葉駅近く

解体工事現場で天井崩落　2人死亡

　１月９日午前、ＪＲ千葉駅近くの解体工事現場で、天井が崩落する事故があり、作業員の３人が巻き込まれ２人が死亡しました。

　事故があったのは、千葉市中央区富士見のビルの解体工事現場で、９日午前１０時ごろ、「２階の天井が抜けて１階に落下し、２人が逃げ遅れた」と１１９番通報がありました。

　消防や県警によりますと、ビルの１階に停めてあったトラックの荷台にいた男性２人が性が病院に運ばれ、このうち７０代の男性の死亡が確認されました。

　３０代の男性は軽傷でした。

　また、トラックの運転席にいた５０代の男性はがれきの下敷きになり、消防が救出活動を続け、午後３時半ごろに救助しましたが、現場で死亡が確認されたということです。

　現場のビルは、地上１１階、地下２階建てで、千葉市の文化交流プラザなどとして使われていましたが、 ２０１９年に大和ハウス工業に売却されていました。

　大和ハウス工業によりますと、解体工事は２０２３年８月に始まり、２０２５年３月までに更地に戻すスケジュールで行われていたということです。

　千葉県警は１０日以降も現場検証を行い、事故の原因などを調べる方針です。