館山市のブランド野菜“かんべレタス”が出荷シーズン迎える

館山市のブランド冬レタス 出荷シーズン

　みずみずしくて甘みの強い冬レタスが、千葉県館山市でいま、本格的な出荷シーズンを迎えています。

　館山市神戸地区で、栽培される市のブランド認定品「かんべレタス」。

　出荷のピークを迎え、市内の農家は作業に追われています。

　１００年以上続くここ、安西淳さんの畑でも朝から収穫が行われ、手際よく切り取られたレタスは、次々とカゴに収められました。

　かんべレタスは、戦後、駐留していた米兵が農家に栽培を依頼したことが始まりで、水はけの良さを生かし、稲刈り後の田んぼで栽培されています。

　ＪＡ安房によりますと、２０２５年は夏の高温や干ばつの影響で収穫量が減ったものの、例年通りみずみずしいレタスが育ったということで、４月中旬までに５万ケースの出荷を見込んでいます。

安西農園　園主　安西 淳 さん
「レタスのシャキシャキ感を楽しんでいただくためにサラダもいいが、最近はしゃぶしゃぶがおすすめ。（農家の）数は少なくなったが 、一生懸命おいしくて健康的なレタスを作っているので、おいしいレタスをこの冬の間、ご賞味いただければ」