都市軸道路の早期全線開通向けて千葉県知事ら国交相に要望

　埼玉県三郷市から千葉県を経由し、茨城県つくば市を結ぶ都市軸道路のうち、唯一、着手されていない“利根川の橋”部分の早期事業化を求めて、熊谷知事らが１月２２日、国土交通大臣に要望書を提出しました。

　都市軸道路は埼玉県三郷市から流山市、柏市などを経由して茨城県つくば市までを結ぶ、約３０キロの広域幹線道路で、現在、柏市と茨城県守谷市をつなぐ、約３キロの“利根川の橋”部分のみが事業化されていません。

　このため、熊谷知事や茨城県の大井川和彦知事、それに沿線の市長らが２２日、国土交通省を訪れ、中野洋昌大臣に新規事業化を求める要望書を手渡しました。

　要望書では、地域の発展や企業立地、防災などの観点から、未着手区間の早期事業化や整備を着実に進めるための十分な予算の確保を求めています。

　熊谷知事は大臣との面会後、取材に応じ、「人口が増加し、企業が集積している両エリアをつなぐ重要性を伝え、十分に理解してもらえた」と話しました。