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千葉県立高女子生徒が自殺 SOSも学校は対応せず県教委謝罪

チバテレ+プラス / 2025年1月22日 17時17分

県立高女子生徒が自殺 SOSも学校は対応せず

 千葉県教育委員会は1月22日、2023年10月に県立高校に通っていた女子生徒が自殺を図ったことを公表しました。

 女子生徒は過去に、アンケートなどで教員に対する悩みや死をほのめかす内容を記載していましたが、学校は対応していませんでした。

冨塚昌子 教育長
「亡くなられた生徒、ご家族の皆様、生徒を大切に思っている友人をはじめ、多くの方々に心よりお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした」

 亡くなったのは県立高校に通っていた当時2年の女子生徒です。

 県教委によりますと、女子生徒は学校のアンケート調査に対し、英語の教員が授業で解答できないと立たせ続けたり、生徒を侮辱する発言をしたりするので授業に出席したくないと訴え、改善を求めましたが、英語の教員や担任は対応せず、管理職にも報告しませんでした。

 また、国語の課題の作文でも「英語の授業が原因で精神がおかしくなる」「先生代えてほしい、本当に死ぬよ?」などと書いていましたが、国語の教員は生徒が亡くなるまで作文を読んでおらず、内容を把握していませんでした。

 女子生徒は亡くなる2日前に英語の授業を欠席したことで、英語教員同席のもと担任から指導を受け、その際に担任は、「今の状態なら俺は何もしてあげられない」などと突き放すように叱責、女子生徒は翌日に学校を欠席し、その次の日に自殺を図りました。

 今回の事案を受け、県教委が設置した第三者委員会は、一連の対応について、それぞれの対応が重なりあったことが生徒の自殺に繋がった、不適切な指導だったとしています。

 冨塚昌子教育長は、「無念でならない。教員の資質の向上、意識改革に向けて県教委として責任をもって改善していく」と述べました。

 なお、県教委は1月22日付けでこの担任と英語教員、それに監督責任として当時の校長と教頭をいずれも減給処分としています。

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