防犯意識を高めようと落語で学ぶ 電話de詐欺対策

落語で学ぶ 電話de詐欺対策

　高齢者の電話ｄｅ詐欺に対する防犯意識を高めようと、千葉市で１月２３日、ユニークな防犯講座が行われました。

　千葉県警による防犯講座には、千葉県身体障害者福祉協会に所属する高齢者ら約７０人が参加しました。

　講座では、警察庁の特別防犯支援官を務める多古町出身の落語家、吉原朝馬さんが詐欺グループのメンバーを演じながら、ユーモアに富んだ落語で電話ｄｅ詐欺の手口を紹介。

　最近は、複数人で公的機関の職員などを演じる、いわゆる劇場型の犯行が多いことを伝えました。

　そのうえで、固定電話に通話録音機能を付けるといった対策を呼びかけました。

　県警によりますと、２０２４年１月から１１月までの県内の電話ｄｅ詐欺の被害総額は、２０２３年の同時期より１１億６０００万円余り多い３７億４０００万円に上ります。

　県警は、「高齢者本人だけでなく、家族全員で防犯意識を高めてほしい」と呼びかけています。