埼玉県の道路陥没事故受け 千葉県が下水道管の緊急点検を実施

　１月２８日、埼玉県八潮市で道路の陥没事故が発生したことを受け、千葉県は１月３１日、県内の下水道管の緊急点検を始めました。

記者リポート
「いま作業員がマンホールの中に入っていきます。下水道管に腐食している個所が無いか目視で確認が行われます」

　国土交通省の要請を受け、県は３１日から下水道管の緊急点検を始めました。

　対象となるのは、千葉市美浜区と市川市にある大規模な下水処理場に接続する、直径２メートル以上の下水道管で、全長は約７４キロに上ります。

　点検は４か所で行われ、このうち松戸市内ではマンホールから見える範囲で作業員が管内に溜まった硫化水素による破損部分が無いかを目視で確認しました。

　なお、３１日の点検で下水道の異常は見つからなかったということです。

　県は２月７日までに対象となる下水道管の点検を終え、腐食が確認された場合、必要に応じて保守作業を行う方針です。