小学校更衣室で盗撮か 疑いの男性教諭死亡 市川市教委が会見

小学校更衣室で盗撮か　疑いの男性教諭死亡

　千葉県市川市の小学校の更衣室で、録画中のスマートフォンが見つかり、所有者の男性教諭が学校側の聞き取りを受けた後死亡しました。これを受けて２月４日、市の教育委員会が記者会見を行いました。

　市川市教育委員会 勝山浩司 教育長
　「学校内で盗撮が疑われる事案が発生したことは大変遺憾であり、児童、保護者、市民の信頼を大きく裏切ることになり、誠に申し訳なく深くお詫び申し上げます」

　市川市教育委員会によりますと、市立小学校の更衣室で１月２２日、体育の授業後に着替えをしていた児童数人が、録画状態になったスマートフォンが児童用の机の中にあるのを見つけ、職員に報告しました。

　スマホは、３０代男性教諭のもので、教諭は「スマホを置いた覚えはない」と説明していましたが、校長らは事実確認をした上でスマホを没収。警察へ提出することを伝えていました。

　教諭の退勤後に校長が改めて、スマホを確認すると、教諭がスマホをセットしている様子や、児童らが写っている映像が残っていたということです。

　教諭は翌日から出勤せず、行方がわからなくなっていて、１月２５日の朝、県外で死亡したということです。

　市教委は、教諭への聞き取りや警察への相談など、一連の対応については「適切だった」とした上で、今後は警察の捜査に協力し、再発防止に努めるとしています。