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ワン・イーボー「監督と全スタッフの努力で生まれた」トニー・レオン共演『無名』への思い語る

cinemacafe.net / 2024年5月1日 10時0分

トニー・レオンとワン・イーボー、2大スター競演のスパイ・ノワール『無名』が5月3日(金・祝)より公開となる。主演のひとり、ワン・イーボーから日本の観客に向けたメッセージ動画とともに、インタビューとメイキング写真が到着した。


本作は、第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられるスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワール。


中国映画界最高の賞とされる第36回中国映画金鶏賞にて作品賞、主演俳優賞を始め8部門にノミネート。今回が映画初出演となったワン・イーボーは助演男優賞にノミネートされ、トニー・レオンが主演俳優賞、チェン・アル監督が監督賞編集賞の3冠を獲得した。


この度到着したメッセージ動画でワン・イーボーは、「こんにちは ワン・イーボーです。『無名』が5月3日から日本で上映されます」と挨拶。続けて「チェン・アル監督と全スタッフの努力で生まれた作品です。この映画と僕の歌った曲をお楽しみください」と、本作に対する熱い思いを語った後、最後に「ご家族やお友達もぜひご一緒に」と呼びかけている。


併せて、ワン・イーボーのインタビュー、メイキング写真も公開。『無名』の撮影期間の数か月、ほとんど現場に没頭し、自身の出番がない時でも静かにモニターのそばに座り、ほかの俳優たちからの演技の技術を観て学んでいたというワン・イーボー。


また、上海語や日本語を話す難しい役を演じたが、明け方に仕事を終えてホテルに帰ってからも毎日言語の練習を続け、演じたイエの孤独感を味わうために携帯電話の使用を減らし、あまり多くの人と接触しないようにして役作りに挑んだという。


本作のアクションシーンについては「私がこれまで出会ってきたものとは全く異なり、スタイルも全く違います。監督は、アクションシーンにもっとリアルさを求めました」と言い、「雨の中で日本兵と闘うシーンがありますが、あれは何日も何回もかけて撮影した一発勝負の格闘シーンでした」と印象深いシーンをふり返る。


そして「9日間かけて撮影した」というトニー・レオンとの格闘シーンは、「最初は力を入れるのが怖く、またレオンさんの相手役というプレッシャーもあって、本気を出して戦う勇気がなかったのですが、監督から『プレッシャーは捨てて、コントロールしないようにしたほうが臨場感が出るよ』と言われました。何度も何度も試しているうちに、だんだんスムーズになっていきました」と告白。「手を伸ばした瞬間に彼の顔に触れることができるぐらい近距離なので、本当に感動しました」と明かした。


『無名』のスタッフはそんな彼のことを「誠実で勤勉で、そして演技力も高い」と評価している。


『無名』は5月3日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。




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