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「私はフュリオサを理解できる」アニャ・テイラー=ジョイが明かす役へのアプローチ『マッドマックス:フュリオサ』

cinemacafe.net / 2024年5月19日 12時30分

先日行われたカンヌ国際映画祭でのワールドプレミアで本編終了後に約7分間ものスタンディングオベーションが巻き起こるなど、全世界でいま最も注目されている映画『マッドマックス:フュリオサ』


その中でも特に注目なのは、前作でシャーリーズ・セロンが演じた、“緑の地”から連れ去られ母をも奪われた主人公フュリオサの役どころ。


今作で宿敵ディメンタス将軍への復讐と、故郷への帰還を誓った“怒りの戦士”という役どころを演じたアニャ・テイラー=ジョイの熱演には、ひと足早く公開した海外からは絶賛の嵐。そんなアニャが、フュリオサというキャラクターを演じる上でのアプローチ法について語った。


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』より ©2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

「私は『この役は私じゃない』と感じたら、手放すべきだと思います。でもこの作品の脚本を読んだ時、『私はフュリオサを理解できる。すばらしい経験になる』と確信し、自分の役だと感じました」とフュリオサ役に出会った際、運命的なものを感じたとアニャは語る。


『マッドマックス』サーガでは、世界が崩壊し荒廃した世界が舞台であり、前作から“植物の種”が重要なポイントとなっている。最新作『フュリオサ』でもそのコンセプトが引き継がれ、フュリオサが植物の種を大切にする描写が描かれているが、演じたアニャは本作においての具体的な役作りのプロットを植物に例えた。


撮影の何か月も前に種を撒いて、その種がどうなったか毎日チェックする必要があるのが面白かったです。時には放っておき、時には水をたくさん与える。その結果、撒いた種が実際にスクリーンに映し出されたら、大きな達成感を味わうことができる」と、『マッドマックス』最新作ならではの役作り術を明かす。


そしてシリーズの創始者ジョージ・ミラー監督に対しても、フュリオサ役を受け継ぐにあたり、話し合いにたくさんの時間を割いたという。


「監督とは何でも話し合いました。彼と会うのがまだ2回目くらいのときには、もう議論が始まっていました。『この映画を僕に売り込むとしたらどう説明する?』と監督に問われ、『マッドマックスシリーズは荒唐無稽な娯楽作品でありながら、極限状態に追い込まれた人間がどうなるかという教訓も含まれている』と答えました」と、『マッドマックス』サーガの生みの親であるミラー監督にも作品に対する自分なりの意見をぶつけ、議論を重ねながらキャラクター像を固めていった。


続けざまに「映画監督と仕事をする幸運に恵まれたら、彼らの言葉の意味を学ぶ必要があります。ミラー監督と話すのはとても楽しかったです」と言い、監督との話し合いは彼女にとってかけがえのない大切な時間となったと語る。


ミラー監督本人からも「アニャとのコラボレーションはとてもすばらしいものでした。彼女がこの映画に凄みを足してくれたのは言うまでもありません。彼女の出演する作品を観て前々から感じていて、一緒に仕事をすることでそれがより鮮明に見えてきました。そしてそれはスクリーン上にも表れています。きっと彼女の遺伝的からくるものと、育ち方もあると思います。そしてもちろん彼女のこの作品への取り組み方にもあると思います」と太鼓判を押し、アニャの植物に例えた役作りプロットが、しっかりと監督のもとへ届いていることが明示された。


フュリオサの仇役であるディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワースも、敵対する役柄でありながらアニャの演技について舌を巻いたという。


「彼女はすばらしかったです。わずかな言葉や動作で多くを表現できる人は少ないが、彼女はその1人だと思います。彼女が完全に役に没入し、嫌悪感や怒りを表現してくれたおかげで、僕の演じるディメンタスもそれに応えることができました。2人でアイデアを投げ合ってキャラクターを成長させていく過程が最高でした」と、撮影では協力しながらお互いのキャラクター像を練り上げたことを明かす。役に没入することで、わずかなセリフでも豊かな感情を表現するアニャの演技力に脱帽した様子だ。


前作でシャリーズ・セロンが演じ、映画界に燦然と輝くキャラクターとなったフュリオサの“誕生の物語”という難しい役どころに、アニャはどのような答えを出したのか、その目で確かめてみてほしい。


『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開、日本語同時上映
IMAX/4D/Dolby Cinema/ScreenX上映。


(C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
IMAX? is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.


『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
4K ULTRA HD&ブルーレイセット 6,589 円(税込)
ブルーレイ 2,619円(税込)/DVD 1,572円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.


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