インド人バレエダンサー追う感動ドキュメンタリー『コール・ミー・ダンサー』冬公開決定
cinemacafe.net / 2024年6月4日 12時0分
2023年バンクーバー国際映画祭観客賞ほか各国映画祭を席巻した話題のドキュメンタリー『コール・ミー・ダンサー』(原題:Call Me Dancer)が2024年冬に公開されることが決定。ティザーポスタービジュアルが解禁された。
ムンバイで大学に通うマニーシュは、ストリート・ダンスに興味を持ち独学で練習を始める。ある日、出場したダンスの大会で注目を浴びた彼は、出場していたほかの選手にダンス・スクールに通うことを勧められる。決して豊かな家庭環境ではないながらも、一生懸命教育を施してきた両親からは反対される中、マニーシュはダンス・スクールの門を叩くが、そこでバレエを教えるイスラエル人イェフダと出会い、バレエの虜になってしまう。優れた運動能力とたゆまぬ向上心を持つマニーシュに、必死で応えるイェフダ。しかし、バレエダンサーとして活躍するには、マニーシュは年を重ねすぎていた…。
そのドラマチックな半生が話題を呼び、2020年のNetflix映画『バレエ:未来への扉』として製作された際には本人役として出演、現在もダンサーとして活躍するマニーシュ・チャウハンの血のにじむような努力と、葛藤と、波瀾に満ちた人生を描く本作。
監督は、自身もダンサーとして長く活躍し、引退後プロデューサーに転身、バレエの舞台から、PBS、ディスカバリーチャンネル、A&E、CBS、アルジャジーラなど数々のドキュメンタリーで名誉ある賞を獲得してきたレスリー・シャンパインと、同じく25年以上ドキュメンタリーを中心に制作してきたピップ・ギルモアの2人。
ストリートダンス、バレエ、コンテンポラリーダンス――夢を実現するため、年齢に応じて様々なダンススタイルに挑戦するマニーシュの姿と成長を捉えた映像は、ドキュメンタリー作品を超えた<クオリティ・ムービー>と言える。彼のひたむきさとたゆまぬ努力、生まれ持っての明るい魅力が重なることで、既存のドキュメンタリーとは一線を画し、さながら“実話ドラマ”を鑑賞しているかのような没頭感を生み出している。
解禁されたティザーポスタービジュアルは、踊るために鍛え上げられた身体とともに<バレエ>に没頭するマニーシュの姿を切り取ったもの。「バレエの虜になった遅咲きのダンサー・マニーシュ。彼を待ち受けていたのは、試練の数々だった」とのキャッチコピーが添えられ、夢中になれるものを見つけた人間が持つ真剣な眼差しが捉えられている。
『コール・ミー・ダンサー』は2024年冬、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
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